手術当日。

当日の朝は早かったです。

 

5時半すぎ、目が覚めたら速攻トイレへ。

 

昨日、

寝る前にナースさんから渡された、謎の赤い錠剤の正体は、

 

下剤でした!

 

最後の一撃、しっかり効いてます。

それはもう強烈に、効きましたとも。

トイレいっても液体しかでませんけどね。

いいダイエットになりそうです。

 

6時半ごろにナースさんがやってきて、

アルジネードウォーター✖️2本を私に手渡しました。

そして

『この2本、7時までに飲んでくださいね。

それ以外は何も口にしないでくださいね。』

 

これ昨日も飲んでたですが、

味はアクエリアスのちょっと濃いめな感じで、

結構飲みやすいんです。

昨日からなにも食べてないけれど、

ちょびちょび飲んでたら意外と平気。

 

飲み終わったら、

準備されてた手術着に着替えて、

点滴スタート。

 

 

私の手術は

朝イチの手術が終わり次第、ということだったので、

10時半に来てくれた実家の家族と旦那と一緒に待ってました。

 

待ち時間は、

普通でした、ケラケラ笑う余裕もあり、リラックスした時間でしたね。

家族が気を遣ってそうしてくれてたのかもしれません。

当人の私は、まな板の上の魚?みたいな気分です。

 

大将!おいしくさばいちゃってね!的な。

 

それは、この日を迎えるまでの経緯の中で、

 

この女医さんならちゃんと治してくれる、任せて大丈夫、

との確信を強く持てたからかもしれません。

 

あとは、カッコいいから。笑

 

手術前日に、女医さんが私にかけてくれた言葉、

『 大丈夫、あなたは寝てるだけでいいからね、目が覚めたら全て終わってるから。

心配も何も考えなくていいよ』

 

こんな言葉、

敏腕のイケメン医師に笑顔でサラッと言われたら、

(注 女医さんです)

『 はいっ♡』しか言えないでしょ!

 

 

手術室に向かったのは、12時半ごろだったかな。

点滴コロコロしながら、歩いていきます。

手術室までは、ナースさん他、親族の方お二人同行ということだったので、

旦那さんと母が付いてきてくれました。

 

その道中、ふと10年前のことを思い出しました。

 

私が手術室の入り口に立つのは、今日で2回目。

 

1回目は、

私の父が、肺がんを手術する時。それは命に関わる大きな手術でした。

車椅子に座った父は、

手術室へ入るその直前、

母を呼び、片手でギュと抱きしめ、

笑顔で手術室に入っていきました。

 今までで一番、下手くそな笑い方でした。

 

父の姿が見えなくなると、母の目には涙が溢れ、その場に膝から崩れ落ちていました。

私はその光景を、母の後ろから見ていました。

 

 

今回、私は病気もあるけれど、

私と旦那さんの将来のための手術、

赤ちゃんの寝床を整えるための手術、

と考えています。

 

だから私は

付いてきてくれた母と旦那さんに向かって

 

いってきます!

 

と手を振り、手術室へ入りました。

 

 

手術室に入ると、

女医さん含め、7人くらいの方々が、私を出迎えてくださいました。

 

皆様とともに

さらに奥へ進むと、真ん中にベットのようなものが。あと、蓮子の種みたいなライト。

 

テレビで見たことあるやつー!です。

 

ベットに横になると、布?シート?をかけられ、

その下からあっという間に身ぐるみ(手術着)を剥がされ、

帽子やなんやらと手術の準備に。

すごいテキパキ、超スムーズ。

 

お名前、術式、アレルギーなど、

再確認された後、

 

『麻酔入れます、眠たくなるからねー』

 

点滴から麻酔が入ってきました。

 

 

全身麻酔かぁ、、ちょっとあらがってみよう

 

とアホなこと考えましたが、

3秒ぐらいで落ちました。

 

よっ女医さん!うまいことさばいてね!